「営業は嫌だ!」と思っているすべての文系就活生に向けて。あなたは勘違いをしています。
実は私も学生時代、あなたと同じように「営業は嫌だなぁ」と思っていました。
でも、今ではこう思うんです。
「新卒で営業職についてよかった」と。
当記事では、営業は嫌だ!という文系就活生に向けて、就活市場や転職市場を見てきたキャリアアドバイザーの観点から、営業職の真実をお伝えします。
目次
営業は嫌だ!こんなイメージを持っていませんか?
あなたも昔の私と同じように、営業が嫌なんですよね。
それは全然構いません。嫌なままで良いと思います。
しかし、例えばもし面接の場で、「なぜ、営業が嫌なんですか?」と聞かれたときに、明確な答えを返せますか?
「キツそうだから」
「向いていないから」
「人を騙す職業だから」
そうしたイメージを抱いてしまう気持ちはよく分かります。
実際、そういう業種も中にはありますから。
しかし、全てがそうではありません。
また仮に、あなたが面接の場でこの返答をすれば、あなたは間違いなく面接に落ちることでしょう。
でも大丈夫。
当記事で、営業の本質をしっかりと勉強すれば、きっと面接の場でも安心できるはず。
就活生が「営業は嫌だ」と思うのには3つの理由がある
多くの文系就活生は、営業職は嫌だと考えているようです。さらにその傾向は、年々強くなってきているようで。
2020年卒 マイナビ大学生就職意識調査では、文系就活生の営業職へ志望度は前年に比べて2.8%下がった一方で、総務や経理、人事のような管理部門への志望度は1.3%増加しています。
管理部門系職種は、営業職よりも年収が70万〜140万円低いのにも関わらずです。
就活生の多くが営業職をよく思わないのには、3つの理由があります。
- ノルマがキツそう
- 残業が大変そう
- お金を稼ぐってなんか汚い
①ノルマがキツそう
まず第一にイメージするのが「ノルマがキツそう」。
営業職ですから、当然売り上げノルマがあります。会社の売り上げを上げるために仕事をするのが営業職ですから、ある意味では会社の柱とも言えるでしょう。
例えば、売り上げノルマが厳しい業界として有名なのが、不動産業界。
不動産業界はイメージ通り、超絶キツいです。
さらにノルマの達成率次第で給料が変わるので、営業マンも必死です。
しかしながら、売り上げノルマが緩い業界もあるんです。
例えば、メーカーの代理店営業。
代理店営業は、モノを売り込むことよりも顧客との関係構築が重要なので、お茶だけ飲んで話して帰る、なんて営業もあるのです。
②残業が大変そう
次に営業職のイメージとして抱くのが、残業時間でしょう。
残業する理由は様々です。
仕事が終わらない。
ノルマが達成できていない。
顧客からの連絡が夜に来る、など。
中でも、広告代理店は残業や時間外労働時間がかなり長い印象です。
私も現在、代理店の方とやり取りすることがあるのですが、夜22時でも休日でも関係なく連絡が届きます。
先日も22時くらいから電話でミーティングしたほどの激務っぷり。
本当にすごいと思います。
とはいえ、こちらも業界次第なところがあります。
利益率の高い業界に身を置けば、少ない労働時間で大きな売り上げを上げられるので、残業時間も短くなるもの。
たとえば、私の前職の人材業界は残業時間が長いと思われがちですが、私自身の残業時間は月5時間程度でした。
③お金を稼ぐってなんか汚い
最後は「稼ぐ=悪いこと」というイメージを持っている場合も、営業職を嫌いがちです。
これは、考え方の問題ですね。
なので、「稼ぐ=悪いこと」と考えている方を否定はできませんし、批判もしません。
あくまで私個人の意見として聞いてください。
稼ぐのって、めっちゃおもろしろいと私は思っています。
なぜなら、「価値提供の対価=お金」だからです。
「稼ぐ=人の役に立つ」なんです。
誰かの役に立って感謝された分の数量的対価が、給料となって返ってくるのです。
そう考えれば、稼ぐことも悪くないのではないでしょうか。
営業職と事務系管理職の年収の違い
私はキャリアアドバイザーとして、多くの方の職務経歴書と年収を見てきました。
そこで言えるのは、営業職は年収が高い一方で、営業が嫌な人が選びがちな事務系職種は年収がかなり低いということ。
これを知らずに就職すると、あとで悲惨な目に遭います。
後から年収を上げようと思って、事務系職種から営業職への転職しようとしても、ほとんど不可能だからです。
新卒で営業職に就いた場合、20代の年収は280万円〜350万円くらいでしょう。
手取額だと、16万円〜20万円くらい。
これが、事務系管理職種になると、210万円〜315万円くらい。手取額12万円〜18万円。
ここまでくると、「バイトとほぼ変わらないじゃないか!」と思いますよね。
その通りです。
事務職はバイトでもできます。あなたじゃなくても誰でもできる仕事だからこそ、年収が低いんです。
あくまでこれまで転職支援をして肌感ですが、それだけリアルな数字だと思います。
営業力があれば転職でもかなり有利
一方、営業職であれば、転職で年収を上げていくことも可能です。
実際に転職支援した方の事例では、28歳で380万円の営業職の方を400万円台で転職させたこともありました。
転職で営業の方が年収を上げていけるのは、営業力が身に付いていると転職市場で判断されるから。
営業力というのは、会社が変わってもほとんど褪せることなく、転職先でそのままスキルを発揮できます。
これを専門用語で「ポータブルスキル」と言います。
一方、事務系職種にありがちな「その会社でしか通用しないスキル」。
例えば書式だったり、書類の格納場所だったり、誰に聞けば詳しいことが分かるかなど。
こういうスキルは、転職市場では評価されません。
こうしたスキルを「企業内特殊熟練」と言います。
転職で有利なのは、その会社でしか通用しない企業内特殊熟練ではなく、どこの会社に行っても食っていけるポータブルスキルを保持している人。
そして、このポータブルスキルを文系出身の就活生が身に付けるためには、営業職が最適なんです。
モノを売る自信が身に付けば、どこでだって生きていける
営業力とはつまり、「モノを売る力」のこと。
モノを売る力があれば、どこに行ったって生きていくことができます。
私の前職の事業部長もこう仰っていました。
「おれ、明日ホームレスになっても生きていける」
「新宿駅周辺を歩く人に何か売れば、お金作れるから」
売るものは何だっていいんです。
ペットボトルに入った何の変哲もない100円の水だって、夏の甲子園球場付近で凍らせて売れば、150円で売れる。
営業とは、そういうものです。
どこへ行っても生きていける営業力を身に付ければ、将来あなたが世界中を飛び回りながら生活費を稼ぐことだってできるんですよ。
就活での営業職選びは、業界選びがかなり重要
とはいえ、冒頭でもお伝えしたように、営業職に就くなら業界選びがかなり重要です。
例えば不動産業界や広告業界に行けば、ノルマや残業で疲れ果ててしまうかもしれませんよね。
もちろん、他にもそうした可能性のある業界はあります。
しかしながら、幸せに生きたい人なら誰でも、営業力を身につけて年収もしっかり上げていきたいところ。
そこでおすすめしておきたいのが、就活エージェントを使った就活方法です。
就活エージェントに相談すれば、あなたの希望や重視するポイントで、あなたの代わりに業界選びをやってくれるんです!
さらに、面接対策や自己分析の方法なども教えてくれるので、就活で失敗する可能性がグンと小さくなります。
「どの職種を受けようか迷っている」
「業界選びがうまくいかない」
「面接対策してほしい」
こうした就活への不安がある方は、就活エージェントを使ってみましょう!
ずっと大学職員として生活してきた、社会人経験の少ないキャリアセンターの職員に相談するよりも、よりリアルな話が聞けますよ。
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【まとめ】営業が嫌な文系就活生は、将来的に年収が低くなる
当記事では、営業が嫌な文系就活生に向けて、営業職の真実をご紹介してきました。
冒頭でもお伝えしたように、私もあなたと同じく、学生時代は「営業嫌だなぁ」と思っていました。
でも私は、運良く就活が成功して、良い会社に就職することができました。
新卒1年目で、年収457万円。
年収だけが全てではありませんが、これは成功と言えるでしょう。
さらに、他の企業であれば身に付けるのに3年はかかるスキルを、1年で身に付けることもできました。
なぜ就活が成功したか。その秘密はたった1つ。
私も就活エージェントを使っていたからです。
就活エージェントは、複数登録をしておくのがおすすめですよ。
それだけ多くの情報が入ってくるようになりますから。
あとは、面談も受けておきましょう。
次はあなたの就活が成功しますように!