アメリカで車椅子を担いで夜行バス。初めてのゲイバー。シカゴまでの一人旅

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アメリカ 夜行バス

初めて海外に行った大学4年生の夏。

大学の研修チームとは別れて、2週間ほどケンタッキー州の友人宅に居候していました。

当記事では、右も左も分からない、英語すら分からない初アメリカで、この期間中にシカゴまで一人旅をしたときの話を書きます。

アメリカで初めての夜行バス!暇だったんでシカゴまで行くことに

ケンタッキーの友人宅に着いてから3日くらいは、ニューヨークでのハードな研修の疲れで寝込んでいました。

そして、元気を取り戻して友人宅の周辺を散策してみたんですけど、ま〜何もない!

ケンタッキー州といえば、アメリカでもかなり田舎の方なんですよね。

こっちに着くまでは「そうは言うてもなんかあるやろ〜」って思ってたんですけど、見事に何もない。

まず、店がない。住宅地。行くところがない。

町を出ようにも、バスもない。タクシーもない。Uberも走ってない。電車もない。

「テレビもねぇ!ラジオもねぇ!そもそも電気が通ってねぇ!」吉幾三かっていう。

ここであと10日間過ごすのは、ちょっともったいないな。

それで、思いつきました。

「よし、シカゴに行こう!」

アメリカの長距離移動で使うのは飛行機か夜行バス?

シカゴには、ケンタッキーに向かう前の乗り換えで立ち寄ったことがあったんです。空港だけでしたけど。

ケンタッキーからシカゴまでは、飛行機で約1時間。

「たぶん、近いんやろうなぁ」そんな風に考えていました。

これが甘かった…。

初めは飛行機で行こうと思っていたんですけど、調べてみると往復で6万くらいかかるとのこと。

「高ぇ…!他に移動手段ないかな」と調べると、往復2万円でいける夜行バスを見つけました。

夜行バスなんて、日本でも乗ったことなかったんですよね。でもまぁ、近いなら多少キツくても我慢できるやろ〜って思ってたんですよ。

それがバカでした。

乗車時間を見てみると、12hour

…12hour

はっ!?そんなにかかるん!?
いやいやいや。長すぎるし。
てかそもそも夜行バスって車椅子積めるんやろか…。

と、不安になったところで、気持ちはすでにもうシカゴ。

「シカゴに行く!」って意思決定しちゃってましたから笑

それで「まぁ、何とかなるやろ〜」でチケットを取って、シカゴに行くことにしたんです。

アメリカの夜行バス停留所は治安の悪いダウンタウン。東洋人が夜中に1人。外で5時間待つ必要があった

しかしながら、スムーズにバスに乗れた訳ではありません。

夜行バスなんで、出発が夜中3時半。

出発地は友人宅から車で1時間ほどのダウンタウン。

しかもこのダウンタウン、ちょっと治安が悪い。

出発日前日にチケットを受け取りにきたんですが、ナチュラルにスリ未遂に遭う。

さらに、友人は次の日仕事があるとのことで、22時には家に帰ってひとりぼっちに。

出発まであと5時間。

治安が悪いダウンタウンで、東洋人が夜中に1人。

さらに、日曜日の夜なのもあって、周辺のバーやクラブも閉まってる。

「…死ぬかもな」

リアルにそんなことを考えていました。

夜中に町を散策して見つけた、唯一の避難所、クラブ

ま、それでも5時間ほど暇なことには変わりありません。

バカな私は、散歩することにしました。

夜中にアメリカのダウンタウンで電動車椅子が滑走している。

なかなかおもしろい絵面だったと思います。

しばらくすると、ドンチャッドンドチャッ!という音楽が聞こえてきました。

開店中のクラブを見つけたんです。

とはいえ、私は日本でも滅多にクラブには行きません。友だちに誘われたら行くくらい。

さらに、アメリカの夜の店といえば、マリファナや大麻の流通マーケット。

「やばいかもな」とは感じていました。

でも「外で襲われるよりも建物の中にいた方が安全」と判断して、そのクラブに入りました。

そこはクラブじゃなかった、ゲイバーだった

「チャージ料はいくら?」
「今日はタダだよ!スペシャルデーだから!」

…やっぱり怪しい。

そう思いつつ、車椅子をその辺に放置して踊りを眺めていました。

「タダ」という言葉にビビって買った2.5ドルのスプライトを飲みながら。

しかし、店内を観察してみると、私の知っているクラブのような雰囲気ではありません。

どちらかというと、しっぽり系で雰囲気のいいバーみたい。

でも、ステージでは女の人がクラブミュージックで踊っている。

そして、よくよく観察しているとあることに気が付きます。

ハイヒールを履いた女性の歩き方が、めっちゃヘタクソやったんです。

そこで納得しました。

「今日はタダだよ!スペシャルデーだから!」

…なるほど、今日はゲイバーの日だ。

そこから5時間、踊り狂うゲイ達を眺めながらひっそりと過ごしました。

なにげに初ゲイバーでした。

もちろん、口説かれました。

「君、長いことそこにいるね。東洋人?可愛いね」「家には帰れるの?僕、送っていこうか?」

正直、heterosexual(異性愛者)って単語を知らんかったら、ヤバかったです。

福祉学部、万歳。

アメリカの夜行バスは乗り換えが大変

そんなこんながあって、夜中の3時過ぎにバス停に向かい、無事に夜行バスに乗れました。

やっぱりバス停には、浮浪者が居ました。クラブに居てよかったです。

それで、シカゴまで向かう訳なんですけど、寝ていれば着くという訳ではありません。

乗り換えが必要だったんです。

でも、リスニング力が著しく乏しい私は、乗り換えの駅を聴き取ることができません。

英語のアナウンスって、なんであんなに聴き取りづらいんでしょうか。

隣に座って友だちになった、ボンキュッボンッなお姉さんに助けられつつ、なんとか乗換駅で降りれました。

障害者というのは、他人から見ると心理的ハードルが低いので、誰とでもすぐに仲良くなれるんですよ。

関連記事:僕が街中の赤ちゃんと仲良くなれる3つの理由—初対面の人と仲良くなる方法

しかし、次のバスに乗ったところで事件は起こりました。

荷台に積んでいた車椅子の乗せ替えを忘れてたんです。

アメリカで何回車椅子を失くすんだか…

関連記事:アメリカから帰るときにハリケーンと霧で閉じ込められた話

さらに、バスの運転手は訛りがあって、なに言うてるかよう分からん状態。

さっきのボンキュッボンッなお姉さんをなんとか探して、事情を説明し、やっとの想いで車椅子を確保しました。

シカゴに到着!死ぬかと思ったが楽しかった

そしてようやく、シカゴに着きました。

シカゴに着くまでの間のできごとで、すでにもうお腹いっぱいです。

12時間の長旅でしたがバスは快適でしたよ。

座席も広いし、トイレも付いていたんで。

私が使ったのは、Greyhoundというバス会社です。アメリカであちこち旅するならおすすめですよ。

電動車椅子を使った一人旅でも、問題ありませんでした。

運転手さんは優しいし、乗客の客層もそれなりの方が多かったので、安心して移動できました。

途中で皆既日食の時間になったときに、乗客のみんなと外で眺められたのもいい想い出です。

【まとめ】アメリカの夜行バスは快適で最高!

初めての海外で、初めての一人旅。
初めてのゲイバーに、初めての夜行バス。

初めてづくしのアメリカの夜行バス旅でしたが、とても快適でした。

アメリカ夜行バスの旅は、これから海外留学する方にもおすすめです。

色んな経験ができておもしろいので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください!

志波さん

志波さん

新卒で東証一部上場企業に入社後、企業や会社に縛られる生き方ではなく、自分の時間や自分の人生を生きる生き方をしたいと痛感し、1年で仕事をやめる。その後、アフィリエイトで生計を立てる。現在は、マーケティングや編集領域で稼ぎ、自由に楽しく暮らす。Youtubeでは、初心者ブロガー向けにライティング講座を開講している。

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